避妊の一つの種類に避妊リングがあります。
女性主体の避妊方法です。男性任せのコンドームとは違い自分で管理して予期せぬ妊娠を防ぎます。

避妊率、費用、デメリットはどういうものなのでしょうか。

避妊リングの避妊が出来る理由や仕組みについて

女性の体内に装着する避妊リングによって、性交後に放出された精子が活発に活動する事を抑えたり、受精卵が子宮内膜に着床を防ぐ効果を発揮する事によって妊娠する事を防ぐ仕組みになっています。

子宮内に装着出来る避妊リングの種類は2種類有り、黄体ホルモンを子宮の中に持続的に放出するIUSと子宮内の環境を変えて受精卵の着床を防ぐ効果を発揮するIDSが有ります。

IUDには銅や薬剤が付着されているタイプも存在しており、銅付着型は、銅イオンの働きによって精子を子宮内に侵入する効果、薬剤付着型は、黄体ホルモンの働きによって子宮粘膜を薄くする効果が有ります。IUSかIUDの装着の違いによって生理が少なくなったり多くなったりする現象が発生します。

避妊リングの避妊率

避妊リングは一度装着すれば長期的に避妊効果があります。
避妊リングには色々種類がありますので一つ一つ見てきましょう。

従来型(FD-1)

従来型(FD-1)は、内に留置することにより受精卵の着床を防ぐプラスチック製の避妊リングで、装着期間は2~3年で避妊率は約95%です。

銅付加型

銅付加型は軸棒に銅線を巻きつけて銅イオンの作用により避妊効果を高めた避妊リングで、装着期間は約5年で避妊率は従来型より高くなり97%~98%です。

薬剤付加型(ミレーナ)

薬剤付加型(ミレーナ)は黄体ホルモン剤が付加された避妊リングで、装着期間は約5年で避妊率は銅付加型よりさらに高くなり99.8%~99.9%です。

薬剤付加型(ミレーナ)は、子宮内にのみ黄体ホルモンが作用して、子宮内膜の成長を抑制します。それで、生理の出血を少なくしたり、生理痛も軽くすることができます。

避妊リングの費用

避妊リングはIUDやIUSという呼ばれ方もしますが、リングは産婦人科に行って装着してもらう必要があり、装着時間は処置等も含めて10分から20分位かかり、1度の装着で2年から5年持ちます。

装着する時痛みを感じるという人もいるようですが、装着してしまえばすぐにその効果が現れます。費用については自由診療なので保険は適用されませんので、その費用は病院によってまちまちです。一般的に7万円から8万円位かかります。

避妊リングは痛いの?

避妊リングを装着する際の痛みに関しては、基本的に子宮を少し引っ張るようになっているのでその部分で痛いと感じる人が多いようです。

ですが装着そのものは数秒で完了するので実際に痛いと感じる時間はそこまで長くなく、人によってはそこまで痛みを感じないという場合もあります。

また避妊リングの装着後はトラブルが起きなければ痛いと感じることはほとんどないため、日常生活にも特に支障をきたすことはあまりないと言われています。

避妊リングのデメリット・副作用

避妊リングを装着すると副作用が起きる事があります。

腹痛、痛み、おりもの、月経過多などです。

デメリットとしては病院に受診して入れてもらうものなのでトラブルが起これば当然病院に行かなければならず面倒な一面もあります。

骨盤内炎症、子宮外妊娠が起きる事もあるので急に腹痛や出血などがあればすぐ病院受診しましょう。

せっかく高い金額を払って装着しても外れてしまう事もあるので、気を付けなければなりません。

避妊リングは過去に子宮外妊娠した事がある方、月経過多、性器感染症、銅アレルギーがあれば適しません。